2017年05月29日
信州豚丼ってどうなのかな?
店主は「牛肉こそ最高、肉といえば牛に限る」みたいな考えを持っているわけではありません。
何だか昭和の頃の悪しき凝り固まった、戦後飢餓の後遺症の一つだったと思っています。
むしろお昼時は豚肉の方が収まりが良いというか、ライトなお肉として好ましいとさえ思っています。
北海道では豚丼が名物で、各地各店で味を競い合っているようです。
名物はこうでなければ、広がりません。
信州も関東豚肉文化圏なので、もっと色々食べていただきたいものです。
上田のニンニクだれ焼トン文化なんかイイ感じ出してますよね~
長続きしてもっともっと広がると思います。
美味しい豚肉は「しっかり色の出た肉」が基本です。
これは畜産用語で一般的ではありませんので、わかりやすく解釈すると、たっぷりご飯を食べ大人になって成長の止まったお肉、と申し上げれば良いでしょうか。
画像のように、赤身の部分と脂身の部分の境界がハッキリしているのが、成熟の証です。
こうなってくると、いわゆる「霜降状態」の前段階。
日本人は特に軟らかい肉と甘い脂を好むので、長年蓄積されてきた養豚技術の表れです。
信州産豚肉、なかなかやるんですよ。信州牛の影に隠れがちですが…
今日も豚肉をしっかり厳選。
違いをお試しください。
脂の甘味が違いますよ~