厳選した国産信州牛すきやき、しゃぶしゃぶ、焼肉の宗石亭[長野県須坂市]

ギュウブロ

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2008年09月28日
しゃぶしゃぶのたれ2

胡麻だれ放浪記

しゃぶしゃぶ=牛肉の水炊きという料理は、当店でもかなり以前からメニューにあったのですが、爆発的に流行し始めたのは1980年代、あのバブルな時代とともにやってきたような記憶があります。
当時、東京在住だった私は父の上京の際に「しゃぶしゃぶ」を食べに行った記憶が頻繁にあります。
秋葉原の万世橋近くの某店、新宿の某店、赤坂に本店を持つ某店、代々木にある?な某店そして浅草の某店。
私は牛肉を食べられるだけで満足だったので、店舗の詳細など全く記憶にございません。
今思うと父の目論見は、当時の牛肉料理のトレンド「しゃぶしゃぶ」を息子に学ばせ、長野の地元で展開したいということだったのでしょう。

20080928-1.jpg

数年後、須坂に戻り本格的に精肉店の修行を積み始めながら、今度は関西遠征を試み始めます。
関西には飲食店を併設した、大型の牛肉専門店が今でも数多く存在しますが、当時は最隆盛を極めていたころです。
父がよく話していた、京都の有名店と大阪の有名店は精肉売り場も併設しているので、是非見てみたいと思っていました。
その頃の私はは、しゃぶしゃぶ=胡麻だれという料理を、まだ良く理解できていなかったので「全部食べて覚えよう」と無謀な考えを起してしまいました。苦行を自ら選んでしまったのです。
そして、胡麻だれ遠征は始まります。
〈続く〉